はじめに
入院中は普段の生活から離れ、長い時間を病院で過ごすことになります。
寝ていてもごはんが出てきて、料理をする必要がありません。また掃除もやってくれたりと身の回りのことは病院側が主にしてくれます。
こうなるとかえってすることがなくなっちゃう…と退屈に感じる時間が多くなることもあると思います。私は病院で働いており、暇を持て余している方をたくさん見てきました。
そこで入院中有意義に時間を過ごすためのアイデアを紹介します。
読書と聴書
読書やオーディオブックは、入院中にリラックスしながら楽しめる活動です。特に、気軽に読み進められる短編小説やエッセイ、興味のある分野の本がオススメです。相部屋の方はイヤホンも忘れずに。
アイデア: 小説、歴史書、詩集、自己啓発本、またはオーディオブックでお気に入りの作品を聴く。
パズルとクロスワード
脳の活性化にも役立つパズルやクロスワードは、時間を有意義に使える方法です。紙ベースのものやタブレットで楽しむことができます。
アイデア: クロスワードパズル、数独、ジグソーパズル、ロジックパズル。
オンライン学習と動画視聴
インターネットを利用して、興味のある講座やビデオコンテンツを楽しむことができます。生涯学習やエンタメを通じて、心のリフレッシュが図れます。
アイデア: YouTubeでの興味ある講座や趣味のチュートリアル、オンライン講座、映画やドラマの視聴。
家族や友人とのコミュニケーション
入院中でも家族や友人との連絡を取り合うことで、孤独感を和らげることができます。面会に来てもらったり、メッセージでやりとりするのもいいですね。疎遠になった方にお手紙を書くのも縁がつながるきっかけにもなります。
電話やビデオ通話でのコミュニケーションは気分転換にいいですね。ただし病院は電話が出来る場所が限られている場合も多いです。通話する前は病院側に確認してから行ってくださいね。
アイデア: 定期的に電話やビデオ通話をする、手紙やメールを書く。
瞑想とリラクゼーション
短い瞑想や深呼吸、リラクゼーションエクササイズを行うことで、入院中のストレスを軽減することができます。心身のリラックスを図る時間を作りましょう。「入院中瞑想をしていると意外にはまった…退院後も継続して実施している」という方もいるみたいですよ。やったことないよ、という方も試しにぜひ。
アイデア: 簡単なストレッチや瞑想アプリの活用、リラクゼーション音楽を聴く。
リハビリや運動
簡単なリハビリや体操を取り入れることで、入院中でも体を動かすことができ、気分転換にもなります。医師、看護師、リハビリの人(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)と相談して、安全な運動を行いましょう。またリハビリを受けている方は担当の療法士に相談すると自主トレーニングメニューを提案されることも。気軽に相談してみてください。
アイデア: ベッドでできるストレッチや軽い体操をする。部屋で自主トレーニングメニューを行う
ライティングや文芸活動
詩やエッセイの執筆、またはブログや日記の更新など、文章を書くことで内面を表現することができます。ライティングは心の整理や気持ちの発散にも役立ちます。また入院していると日にちや曜日がわからなくなってきます。日記は見当識も促すことが出来るのでオススメです。
アイデア: 日記やエッセイを書く、短編小説に挑戦する。
ボードゲームやカードゲーム
入院中に同室の方や家族と一緒に楽しめるボードゲームやカードゲームを持ち込むことで、楽しみながら交流することができます。毎年1000種類を超えるボードゲームが誕生していると言われています。飽きが来ない奥が深い世界ですね。新しいルールを覚えるのも脳の活性化にもなります。
ただしボードゲームはものによってスペースを広げないと出来なかったり、1ゲーム数時間かかるものも多く存在します。
なので1回あたりのゲーム時間が短くサクサクと出来る軽ゲーと呼ばれているものがオススメです。オススメのボードゲームをいくつか紹介しますので参考にしてみて下さい。
アイデア: 小さなボードゲームやカードゲームを持ち込む
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ドブル
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食生活の見直し 塩分カット・糖質オフレシピを調べる
塩分や糖分など控えるように言われたかたもいると思います。いつまでも健康でいられるように食生活は大切にしていきたいところですね。せっかく時間があるので見直すいい機会になるはずです。
料理が趣味の方には、入院中に健康的なレシピや料理のアイデアを考えることで、入院生活の楽しみを増やすことができます。
アイデア: 健康的なレシピをノートにまとめる、病院の食事に対する感想を書いてみる。
病院内イベントに参加
イベントやアクティビティが開催されていることがあります。参加することで、他の入院患者との交流を深めることができます。
アイデア: 病院での講座やゲーム大会、クラフト活動に参加する。
おわりに
入院中は普段の生活とは異なります。そのため時間の過ごし方に工夫が必要となります。上記のアイデアを取り入れて、充実した時間を過ごすキッカケになると幸いです。
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